就職活動で内定を得るには、面接を突破しなくてはなりません。最近の就職活動では1対1の個別面接以外にも、面接形態がいくつかあるのをご存知ですか。では、これから就職活動を始める学生の方のために、それらについて簡単にご紹介しましょう。
まず「集団面接」ですが、これは数人の学生が同時に一度に面接を受けるものです。発言の順序によって違いはありますが、最初に論理的に決められてしまうと、自分が話すことは「稚拙」ではないのかと思い込み、予定していた話を変えて失敗する場合があります。この場合は、もう「人は人」と割り切って、自分の素顔をさらけだすことが重要だと思います。
立派な話で合否が決定するわけではありません。また、自分と同じようなエピソードを先に言われてしまい、面食らうこともあるでしょう。しかし、慌てることはありません。エピソードを説明するだけだと同じような話になるかもしれませんが、その背景に隠れている自分の想いを語るのであれば十分に差別化はできますので、心配することはありません。
もう一つは「クループディスカッション」です。これは一般的には、学生何人かで与えられた課題について討論するものです。このとき、話の主導権を握ろうとして、必要以上にテンションを上げて発言する人がいるものです。しかしこれは独りよがりの行動に映ることもあります。大切なのは「周囲の状況をきちんと判断した発言ができているか」ということです。その様子を面接官はしっかりと見ています。
また面接官は、発言の中に物事への取組み方を判断できる要素があるかもチェックしています。その上で、グループの発言を取り上げて、与えられたテーマを結論づけていく方向へ模索する姿勢の有無も判断の基準にしているようです。以上挙げた二つは慣れないと周囲に影響され、失敗することがあります。面接本を買ってきて目を通したり、練習をしたりするのもいいでしょう。
就職活動の際、履歴書を書いたものの、その履歴書を入れる封筒の宛名や住所をどのように書いたらいいか迷っている方も多いと思います。履歴書の封筒にもいろんな種類があり、履歴書セット同封のものもあれば、大学指定のものや細長いもの、また、A4サイズに対応した返信用封筒まであります。就職活動への一歩を踏み出すために、封筒の書き方や入れ方について今のうちに学んでおきましょう。
まず封筒ですが、サイズには様々なものがあります。しかしできれば履歴書は折り曲げない方が、見る側にとっては気持ちよく見ることができます。こういったさりげない気遣いはビジネスマナーとして大切です。仮にA4サイズなら、履歴書をクリアファイルに入れ、さらにA4サイズ対応封筒へ入れて送るのが印象も良いでしょう。
履歴書封筒の書き方の例は次のような感じです。まず、宛名(受取人)ですが、「株式会社○○ ○○本部○○部○○様」といったようにします。宛名が長くて一行では書ききれないという場合は、二行になってしまっても問題ありません。
次に送付上の注意点についてですが、郵便局で郵送する場合は、書き方に悩んでやっとの思いで書いた履歴書が行方不明になったりしないために、簡易書留で送付することをおすすめします。こうすると、もし無くなってしまったという場合にも、郵便局で追跡してもらえますので、トラブルを避けることができます。
就職活動をする場合、履歴書を企業に提出しますが、履歴書には証明写真を貼らなくてはいけません。そしてこの証明写真とは、適当に撮って貼付すればいいわけではありません。履歴書の証明写真は最終面接まで活用され、実際に面接を担当しない上役なども見ています。つまりその人の分身のような存在なので、しっかりしたものを撮りましょう。
では、就職活動における証明写真について、少々注意すべき点などを書いてみたいと思います。まず、カラー写真か白黒かですが、どちらでも特に問題はありません。現在は大半の人がカラーを利用するようです。しかし、人によっては白黒写真の方が似合うという人もいるようです。
カラー写真に関してですが、背景色で印象がかなり変わります。青を使用すると明るく元気な雰囲気になり、グレーですと顔の輪郭が明確になり、落ち着いた雰囲気になります。現在はグレーを使う人のほうが多いようです。
次に写真の表情ですが、多くの人が勘違いしているのは「証明写真は真面目な表情で撮らなければならない」ということです。実際はむしろ笑顔が望ましいでしょう。口角を広げず、上方へ上げるようにすると良い笑顔が作ることが出来ます。目は意識して大きく開くようにしましょう。目線をカメラを合わせた状態で少しアゴを引いてみると、自然に目が大きくなります。
また、首が曲がっていたり、あごがあがったり、目線がずれてしまわないように気をつけましょう。
これから就職活動が控えている方は、ネクタイはもう用意しているでしょうか。そしてネクタイの結び方は大丈夫でしょうか。ネクタイの結び方にもいろんな種類があります。では、これからネクタイを結ぶ機会が増えるであろう就職活動を始める学生さんのために、いくつかご紹介します。
まず基本中の基本のプレーンノットですが、これは現在主流となりつつある結び方です。あらゆる結び方の中でも一番簡単で基本的なものです。また、着脱によるネクタイへの損傷も少ないので、多くの人から支持されています。登場は19世紀中頃と歴史は古く、現在も使用頻度、応用範囲が最も高い結び方です。今はスカーフのようにふんわりと締めるのがいいと思います。
次にダブルノットですが、これはプレーンノットよりも少々結び目にボリュームを与えたいときにオススメの結び方です。一見すると普通に見えますが、わかる人にはわかるといった、少し粋な演出ができる結び方でもあります。
スモールノットは、その名の通り小さめの結び目が特徴です。大きめの結び目が苦手という人の救世主となることは間違いないでしょう。プレーンノット変形は、うまく結び目が作れない、という方に必見の結び方です。結び目を先に作った後に首に通すという、少し変わったスタイルです。
これらの他にもウインザーノットやセミウインザーノット、クロスノットなどネクタイの結び方には実に様々な種類がありますので、日によって結び方を変えてみるというのもいいかもしれません。
就職活動の選考方法に、SPIというものがあります。これから就職活動を始めるという方には「SPIって何だろう」という疑問を持つ方もいるのではないでしょうか。そのような方のためにSPIについて少々触れてみます。
SPIは基礎能力や性格適性の検査システムの代名詞ともなっています。インターネットの普及に伴い採用がオープンになり、応募者数が激増しました。全員と面接をして採用できればそれが理想的でしょうが、それは物理的に限りなく不可能に近いです。
そこで各企業では、実際には筆記試験やエントリーシートという書類選考によって、応募者数を絞っています。これらをクリアしないと面接にまでたどり着けません。これが学生を悩ませてくれる大きなハードルの1つなのです。
筆記試験の大半を占めるSPIとは一体どのようなものなのでしょうか?大きくは3つに分けられ、まずは言語能力(表現力や文章力、言語の理解力などをはかる)や、非言語能力(仕事上で必要な数量的処理能力をはかる)、そして性格適性(職務に対する適応能力をはかる)から構成されています。これらをそれぞれの会社の要求する能力に合わせる形で選択し使用しているのです。内容的には中学校の学習範囲と考えていいと思います。
SPIですが、全体の6割程度正解できれば合格可能です。しかし、時間の割に問題数が多く、かなり時間がかかる計算問題などが苦手な方は、最初から捨てるのもいいかもしれません。気分的にある程度余裕をもたせて取り組んでいけば、そんなには苦にならないはずです。ただ、ぶっつけ本番だと、時間が足りないかもしれません。
心配な方は問題集を一冊購入し、頭の体操程度の軽い気分で目を通しておくといいと思います。苦手な分野の問題、引っかけ問題などを整理しておくと、本番も気楽に取り組めます。幸い、SPIの問題集はたくさんの種類のものが市販されています。
就職活動に関する本というのは、実に様々な種類のものが本屋に並んでいます。では、その中からおすすめのものをいくつかご紹介してみましょう。まず「就職活動の新しい教科書」です。これは自己分析から始まり最終的な決断に至るまで、就職活動全体を通してのポイントが書かれた良書です。自己分析用ワークシートの数も絞られています。
次にサカタカツミの「就職のオキテ」です。人はなぜ働くのか、仕事とは何なのか、何のために面接をするのか、といった内容で、実はあまり理解していない就職活動における本質的な問いに関して、簡潔に書かかれています。すぐ読めるので、おすすめです。
続いては「考えるシート」です。著者山田ズーニー氏は、元ベネッセの高校生小論文講座担当者です。これは元々就職本に特化したものではありません。しかし、本に書かれた問題に回答していくことにより、相手に伝わる自己PRや志望動機の書き方といったものが自然とできるようになっていきます。自己を知ることと、自己をPRすることは異なるという視点は、大事だと思います。
次に「こうして僕らは全員内定」は、面接における目的や目的達成のための合理的な手法などをわかりやすく書かかれた本です。友達などとの会話でよく「結局何がいいたいの」といわれがちな人は必読だと思います。
とりあえずいくつか挙げてみましたが、冒頭にも申し上げたように、就職本は実に多くの数があります。これ以外にもためになる就職本はたくさんあると思いますので、いろいろ読んでみるのもいいかもしれません。
就職活動を行うに当たって、企業の詳細な情報を知りたい場合には、東洋経済新報社から発行されている四季報が役立ちます。この本は就職活動をする学生にとって必需品といっても過言ではありません。会社説明会などでは、年収の話や離職率などは詳しくは聞けませが、四季報はそのようなデータがしっかり載っています。雇用条件を知るには、やはりこの本でしょう。
また、賢い四季報の使い方として、この就職四季報の過去数年分を入手し、データを比べることができます。数年分のデータがあれば、ターゲット企業の平均年収がどれだけ増加しているとか、採用数が減ったなどの傾向がつかめて便利です。
しかし、この四季報には弱点もあります。まず、掲載企業数がそんなに多くないことです。有名企業でも掲載されていないところがたくさんあるのです。それから、各々の項目が「NA(回答拒否)」ばかりの企業もあり、イマイチつかめないところも相当あります。「NA(回答拒否)」の多い企業はあまり印象がよくありませんが、逆にそこに注目するという見方もあります。
とりあえず、N/Aが散見されるなどで、本来の目的を果たせないこともしばしばあり、 少なからずデータが貧弱であるという印象もあると思いますので、この本をパラパラとながめてみて、興味を持った企業についてインターネットで調べてみるという、購入した当初とは逆の利用法で活用することもできます。